【管理作業】1年通してどのような管理をするべきか?

庭木・植木を一年中美しい状態に保つにはどうすればいいのか、
皆さんご存知でしょうか?

これは住宅だけでなく、マンションや施設の外構に植栽されている植物も同じですので、
管理会社様や施設のオーナー様も必見。

美しい外観を彩り、建物に癒やしや季節感を添えるのが庭木・植木ですから、
きちんと管理していくことが大切です。

それでは庭木・植木を通年美しい状態に保つための管理作業を、
1月から順にご紹介していきます。

 


■1月

【寒肥(かんぴ)】
根の活動がもっとも低下している時期に、土の中で時間をかけて分解して栄養になる有機質肥料を与える方法。根の活動が活発になる2月上旬までに行うのがベスト。


■2月

【植え替え】
花木を植え替える好期。植え替えは根を切る恐れがあるため、木の休眠期に行うのがもっとも安全です。

【剪定】
太い枝の剪定は樹液の動き始める前のこの時期が適期。それは表皮が剥がれにくく、回復が早いからです。


■3月

【植栽】
暖かくなり始める3月は、庭木・植木を植える好期です。

【施肥】
芽出し肥えは、わずかに芽が動き出すこの時期に与えるのがもっとも効果的。とくにボタン・バラ・サツキ・クチナシなど、良い花芽をつけさせるには肥料が必要です。


■4月

【挿し木】
枝の一部を切り取って地中に挿して発根させる挿し木。樹種によっては挿し木できないものもあり、また時期を選ぶものもあります。

【病害虫対策】
サクラ・ウメ・モモなどを好んで現れるウメケムシにはご注意を。枝の分岐点や小枝の先に巣を張るこの時期に駆除しておきましょう。


■5月

【生垣の刈り込み】
生垣の手入れをしないでいると、丈が高くなって横幅が広まり、寿命も短くなります。1回目の刈り込みは5月が適期。2回目は7~8月、3回目は10月くらいが目安です。

【病害虫対策】
ツバキやツツジに「もち病」が出る季節です。元から切り取って焼き捨てる方法で対策を行ないます。


■6月

【剪定】
ツツジ類は花が落ちた後に花殻が汚く残るため、花後は早く整枝剪定や刈り込みを行いましょう(来年の花芽は初夏に形成されます)。


■7月

【水やり】
庭木・植木などの樹木は、草花や鉢植えのものと違って根を深く張っています。1週間に一度、土壌深く水が浸透するように水やりをしましょう。

【間引き剪定】
落葉樹を含めて7月に入ると、幹のあちこちから芽(不定芽)が吹いてきます。そのまま放っておくと上部の勢力を阻害するので、不要なものは切り取ります。


■8月

【葉水】
葉にはチリ・ホコリが付着しているので、ホースで圧力をかけて落とす(葉水)必要があります。

【病害虫対策】
ドクガ、イラガの仲間が多数発生する季節。葉の裏に寄生していることが多いので、見つけ次第、葉ごと切り取り殺虫しなければいけません。


■9月

【台風対策】
用心のために支柱を。風で倒れやすい庭木・植木は、サクラ、サワラ、スギ、ヒノキ、モクレン、アカシアなどの浅根性のものや、樹冠が繁りすぎているものです。

【台風後の処理】
まず真水で洗い流しす必要があります。潮風や砂塵を含んでいるからです。枝が切れたり倒れたりしてしまった木は、掘り起こしをしたり添え木をしたりしなくてはならないので、無理せずご相談ください。


■10月

【植え付け】
温度の低下とともに樹液の移動が緩慢になり、植え傷みが少ないので、10月は植え付け、移植の適期です。


■11月

【植え付け】
落葉樹の植え付け適期です。また春まで休眠に入りますので、移植の好期でもあります。

【防寒対策】
幹にワラを巻いて保護する方法と、囲いを作って寒風に当たることを防ぎ、地面にマルチングをして地熱の低下を防ぐ方法があります。


■12月

【病害虫の卵】
来春になると一斉に孵化して大変なことになるので、今のうちに駆除することをオススメいたします。


これらの作業の他にも、剪定や施肥を定期的に行わなくてはならないので、
個人でされるにはかなり手間のかかる作業です。

とくに剪定は専門的な知識が必要になるので、
毎月の管理はぜひ当社にお任せいただければと思います。

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